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RODEO HYDRAULICS の日常を、ゆるく、時にはツッコミを交えながら書いています。
作業中のハプニングや、クラシックアメ車ならではのクセ、「なんでこうなるんだ…」というアメ車あるある、そしてお客様とのやり取りや、ありがたい差し入れの話まで、工場の空気をそのまま感じていただけるブログです。
アメ車だけでなく、国産車や他ジャンルの車が登場することもありますが、どの車にも共通しているのは、“触っていて楽しい”“つい笑ってしまう” という RODEO らしい視点。
ちょっとした裏話やぼやきも含めて、気軽に楽しんでいただければ嬉しいです。
2026/10/21(Wed)
時々ブログ TさんD21 パート6
TさんD21続き編です。
今回の相手は、バッテリーランプ。
とは言っても元気よく点灯する訳ではなく、画像で見るよりうっすら薄く光るという実に嫌らしい症状。
こういう時に限って、原因は簡単には姿を見せてくれません。
まずは定番のオルタネーターを疑います。
オルタネーターを取り外し、単体でB端子とL端子間の内部抵抗を測定してみました。
結果は 2.96MΩ。
とりあえず内部回路の短絡や断線は無さそうです。
「いやいや、何でわざわざオルタを外して測ってるんだ?」
と思われるかもしれません。
実は今回交換マンには強い味方がいます。
そう、
部品取り車"
です。
部品取りがあると、
オルタを交換して比較
部品単体で測定
実車に付けて再確認
という贅沢な診断ができます。
今回も、
「本当にオルタが悪いのか?」
を確認するため、部品取り車のオルタネーターへ交換して症状の変化を確認しました。
ところが結果は変わらず。
オルタを交換してもチャージランプは点灯したまま。
となると、
「犯人は別にいるな・・・」
ということで、交換では終わらずさらに捜査は続くのでした。
メーター球も交換。
変化なし。
メーターを手で揺すってみても症状変化なし。
オルタは正常。
メーターも正常。
イグニッションも正常。
部品達が次々と無罪放免になっていきます。
まるでサスペンス推理ドラマで容疑者全員にアリバイがある状態です。
そこでメーター裏の黄/黒線へ直接12Vを仮入力してみることに。
ついに最後まで残った画像のカプラーの中に束ねている集中配線の中にある黄/黒線。
見た目は何の変哲もない普通の配線です。
導通もあります。
ところが調べていくと、どうも様子がおかしい。
つまり、
「線はつながっている」
でも
「電気がまともに流れない」
という、一番見つけにくい故障です。
試しに新しい線でバイパスしてみると・・・
今まで薄く主張していたチャージランプが、何事もなかったようにスッと消灯。
思わず
「やっちゃてんね!」
と声が出そうになりました。
結局、
・オルタネーター正常
・メーター正常
・イグニッションスイッチ正常
・チャージランプ球正常
原因は、
メーターとオルタネーターをつなぐ黄/黒線の高抵抗化による電圧降下。
たった一本の配線です。
しかし、その一本を突き止めるために、
・オルタ交換
・メーター交換
・電圧測定
・配線追跡
・仮配線試験
と、ひとつひとつ容疑者を消していく必要がありました。
「遠回りな事をしている」
と思われるかもしれません。
ですが、旧車の電装修理は部品交換ではなく推理も必用、交換マンのお得意の交換だけでは終わらない・・・
片っ端から交換するのは簡単ですが、それでは本当の原因には辿り着けません。
オルタを疑い、
メーターを疑い、
レギュレーターを疑い、
最後に残ったのは30年以上黙って働き続けていた一本の黄/黒線でした。
今回も見えない犯人との知恵比べ。
交換マンにはなかなか手強い事件でした。
チャージランプは無事消灯。
事件解決です。
ダパンプ物をhttps://www.youtube.com/watch?v=sr--GVIoluU?
えっ!何ッて?
そう、USA製のソレノイドです。
今度は本場アメリカ生まれにバトンタッチ。
「U・S・A!」なんて叫びながら取り付けていたのは事実です。
落語か!
おあとが宜しいようで・・・。
















