RODEO HYDRAULICS の日常を、ゆるく、時にはツッコミを交えながら書いています。
作業中のハプニングや、クラシックアメ車ならではのクセ、「なんでこうなるんだ…」というアメ車あるある、そしてお客様とのやり取りや、ありがたい差し入れの話まで、工場の空気をそのまま感じていただけるブログです。
アメ車だけでなく、国産車や他ジャンルの車が登場することもありますが、どの車にも共通しているのは、“触っていて楽しい”“つい笑ってしまう” という RODEO らしい視点。
ちょっとした裏話やぼやきも含めて、気軽に楽しんでいただければ嬉しいです。

2026/10/12(Mon)

時々ブログ         NEXT LOWRIDER SHOW 2026

2026年10月11日。
山梨県のアイメッセ山梨で開幕した NEXT LOWRIDER SHOW 2026 に行ってまいりました。

今年は FOE LIFE Magazine 創刊10周年。
インドア・アウトドアをフルに使った“ローライダー祭”というだけあって、
会場に入った瞬間からクロームの輝き、甘いオイルの香り、そして濃いめの排ガス臭が鼻先をくすぐる。
あの独特の“ローライダーの空気”を吸った瞬間、テンション爆上げ!
今回MC MAGIC の緊急ライブ。
13時30分、インドア会場のメインステージで始まった瞬間、
低い音が胸骨をノックし、
周囲のローライダー達のボディが共鳴して揺れ出すという、
まるで“車両ごと踊り出すライブ”感
低音~高音までのリズムで震える光景は、ローライダー文化そのもの。音楽好きにもたまらない1日だったのではないのでしょうか?

さらに今年は RCローライダー走行エリア が新設。
ミニチュアなのに動きは本物そのもの。
子供より大人の方が真剣な顔で操縦しているあたり、
「ローライダーは年齢で卒業できる物じゃない」という事実を再確認しました。

そしてカーホップエリアでは、今年も激戦。
車体が跳ね上がるたびに歓声が上がり、
その緊張感と迫力がショー全体の温度をさらに引き上げていました。

10周年の節目にふさわしい、
“ローライダー文化の濃度100%” のイベントでした。

NEXT LOWRIDER SHOW の前日。
例のパンの人が、いつものように突然ご来店。

アウトドアにエントリーしていて常に自走と言う事もありますが、
それとは別で 高速道路を走ること自体を趣味にしているお方。
新商品を見ると試さずにはいられないという、
新製品アレルギーの持ち主でもあります。

そして今回も案の定――
新商品のコアリフレッシュやってくれ!
と、まるで観光気分で来店。

高速道路を走りながらパンを食べてるかは不明ですが
新商品を見つけると即試したくなるこの行動力。
根底にある “楽しむためなら即行動” を
体現しているパンの人!

コアリフレッシュの泡の力を

お楽しみ下さい

フィンに詰まった害虫や細かなゴミが、
泡の力で ズルズルッ…と押し出されてくる瞬間見て爽快。

まるで長年こびりついた“高速道路の思い出”が、
白い泡に巻かれて退場していくようで、
フィンの隙間からポロポロ落ちる虫の残骸を見るたびに
「お前ら、こんなに住んでたのか…」と軽く引くレベル。

泡がフィンの奥まで入り込み、
押し出された汚れが地面に落ちていく様子は、
まさに “ラジエーターの大掃除”。

施工後はフィンの通気が一気に回復!

施工後の確認写真を撮れと、いつものようにマイルド的なカスハラをかけてくるパンの人。
フィンの汚れが落ちて通気が復活したのを見届けると、
なぜか コアリフレッシュの空き容器を満面の笑みで掲げるという謎の儀式が始まる。

その顔はまるで、
「今日も新商品を試してしまった俺、最高だろ?」
と言わんばかりの満足感。

そして何なんでしょうか。
施工が完了した瞬間、パンの人は 好物のパンを食す儀式に突入。

本日はチョコチップ系に板チョコパサパサ系。
甘いのか乾いてるのか、どちらに振りたいのか全く読めないラインナップ。
どんな食生活なのか……
どこかの国の皇帝なのか……
それとも本能のままに生きているだけなのか……
判断がつかないのがパンの人。

そして新商品の施工に、
チップ系は床にまき散らし、
ベトベト系はテーブルの縁にしっかり付着させていただき、
誠にありがとうございます。

そして迎えた当日。
会場のアイメッセ山梨へは、もちろん パクさんの 64 インパラで向かう。

早朝、パクさんから
「ちょっとした人災的な行為を楽しんでしまった」
という謎の連絡が入り、一瞬ヒヤッとしたが、
結局そのまま自走で会場駐車場に IN。
この“人災を楽しむ”あたりが、パクさんのローライダー気質そのもの。

一般駐車場にもローライダー車両がズラリ。
インパラ、キャデラック、モンテ、リーガル、トラック系まで勢揃いで、
駐車場の時点で すでにショーが始まっている状態。
ガン見しながら歩くだけでテンションが上がる。

そして会場に入るや否や――
パンの人が愛車の前で どや顔ポーズを決めて待っていた。

前日コアリフレッシュを施工し、
チョコチップ系と板チョコパサパサ系をまき散らし、
テーブルの縁にベトベト系を塗りつけて帰っていった男が、
翌日は会場でどや顔。

この人は本当に、
「新商品 → パン → どや顔」
の三連コンボが身体にプリセットされている。

ローライダー文化の自由さと、
パンの人の本能的な生き方が、
会場入りの瞬間から全開だった。

後からもご覧ください。
このエルカミーノは、ベース車両として購入したところから物語が始まっています。

購入直後から、数々の人災やトラブルに見舞われながらも、
その都度しっかり改善し、
“足として普通に使いながらコンディションをキープする”という、
ほぼ人災が原因で難業をこなしてきた一台。

走りながら少しずつゴールドパーツを増やし、
派手に一気に仕上げるのではなく、
1歩1歩、確実に前進していくスタイル。

その積み重ねが今では実を結び、
カーショーにも積極的に参加するようになり、
ローライダーを心から楽しんでいる姿が印象的。

もちろん、まだヤレれている部分やお見苦しいところもあります。
しかしそれも含めて“育てている途中の車両”であり、
その過程こそがローライダーの醍醐味。

自分のペースで求めている完成形を急がず、楽しみながら前へ進む。
このエルカミーノは、まさにその精神を体現している一台です。

ディスプレーも後からぜひご覧ください。
パンの人は、車両だけでなく ディスプレーの世界観づくりにも力を入れています。

愛車に付けたネーム 「El Modelo 85」 にちなんで、
モデロビールをゴールドで彩り、
サラペの色使いも車のカスタムテーマに合わせて選び込み、
さらに シリアル番号「3」をサボテンで表現するという、
“車とディスプレーの一体感”を徹底的に追求したスタイル。

今回もフィアンセと一緒に、
正面・左右・後ろとディスプレーを丁寧に設置。
ただ飾るだけではなく、
「二人で作品を仕上げていく時間」そのものを楽しんでいる姿が印象的でした。

ローライダーは車だけではなく、
ディスプレーも含めて“表現する場”。
パンの人は、その精神をしっかり楽しんでいると感じます。

……ただし。

ディスプレーにはパンのまき散らしなど一切無いのに、
当店の床には毎回いろいろな物をまき散らして頂きありがとうございます。

ディスプレーは完璧に仕上げるのに、
なぜか当店の床だけは
“パンの表現の場”になっているのは何で!

ディスプレーは作品にするのに
当店では毎回“粉モノの祭典”が開催される――何で!

会場内では、本日も 睡眠不足状態の高澤さんと、
いつもテンションMAXで元気な ヒット姉さんと娘さんが登場。
https://www.rodeohyd.com/blog/index.cgi?blog=648#blogContSec
高澤さんは、睡眠不足でもローライダーイベントになると
なぜかフル稼働できてしまう不思議な体質。
ヒット姉さんは、逆にイベントになるとさらに元気が増すタイプ!

そして本日は会場が アイメッセ山梨ということもあり、
お互いの“愛の確認”、そして“家族愛の確認”まで
しっかり会場で実施されていたのが印象的。

本日はどうぞ思う存分 FELIZ気分でカーショーを満喫下さいませ〜

そして会場で、ある方から思いがけない話を聞きました。

「メルカリにロデオカークラブのプラークが出品されているよ」

えっ……?

しかも、すでに売れていたと聞き、正直、かなり驚きました。

ロデオカークラブは、人数を増やすことを目的に集まったクラブではありません。 自然と仲間が集まり、多い時には28名になりました。

フルサイズ、Gボディ、ミニトラック──。 熱い車両が揃い、勢いがあった時期もありました。 メディアに取り上げられた車両もあり、クラブ全体の士気が一段と高まることもありました。

クラブのスタイルは、「自走でどこへでも行く」。

カスタムは自由。 甘辛で、縛りすぎず、それでも芯はある。 そんなクラブです。

ただ、人数が増えるにつれて、方向性の違い、車の仕様やカスタムにかける手数、走り方や行動力の違いなど、いろいろな“現実”も見えてきました。

それでも、一丸となって地元の集まりや遠征イベントに参加し、月に一度のミーティングも続けていました。 車がなくなっても、裏方としてクラブを支えてくれた仲間もいました。

一方で、それぞれの環境や事情が変わり、連絡への返事がなくなったり、ミーティングに集まる人数が少なくなったりと、以前のような活気を保てなくなった時期もありました。

私自身の器量不足もあったと思います。 それでも、クラブは少人数ながら、今も続いています。

そして──。 現在、私自身の愛車も不動状態で、まだ復帰できていません。

自分が走れていないことで、クラブの士気を下げてしまっているのではないか。 そう思うと、正直、胸が痛む時もあります。

ローライダーに対する気持ちや、目指す場所は人それぞれです。 同じ思いを持っていても、事情によっては同じペースで進めないこともあります。

年齢も方向性も違う中で、お互いを認め合うよりも、比べ合う気持ちが強くなると、クラブのまとまりを保つことは難しくなります。 雰囲気が変わり、仲間の間に距離が生まれ、時には派閥ができて、まとまりを失ってしまう。 そんな現実も見てきました。

私はクラブというものは、年齢に関係なく、共通の好きなことで盛り上がり、お互いに学びながら、それぞれが上を目指して行動していくものだと思っています。

だからこそ──。 プラークがメルカリに出ていたと聞いた時、寂しい気持ちになりました。

プラークやクラブユニフォームは、各自の所有物です。 どうするかは、それぞれの判断であって、私がとやかく言うことではありません。 それは分かっています。

手放した事情も、そこに至る思いも、私には分かりません。 ただ、私にとってあのプラークは、仲間と過ごした時間や思い出が詰まったものでした。

だからこそ、寂しかったのだと思います。

以前、個人で車を譲渡した方が、クラブのプラークを付けたまま手放してしまったことがありました。

その際、車を買い取った業者さんから、

「プラークが付いていましたので返却します」

と連絡があり、丁寧に返していただきました。

その業者さんは、

「プラークは、ただの飾りじゃないですからね」

とも言ってくれました。

その言葉が、本当に嬉しかったです。

形が変わっても、環境が変わっても。 あの時、ロデオカークラブの看板を背負って共に走ったという事実と誇りは、それぞれの胸の中で、ずっと大切にされていてほしいと思います。

私自身、今は愛車を走らせることができていません。 それでも、あの頃から大切にしてきた芯は、今も消えていません。

また、あの誇りを胸に走れる日を目指して。 自分のペースにはなりますが、復活への道を歩んでいきたいと思っています。

その気持ちに、変わりはありません。

そして眩しい夕日を浴びながら、
今日の“自分的一番”や、気になったカスタム内容を語り合い、
興奮冷めやらぬままパクさんの運転で帰宅します。

イベントの熱気がまだ身体に残っていて、
夕日のオレンジ色が車内を照らすと、
まるで今日の出来事を祝福してくれているような気持ちになる。

ローライダーは走るだけじゃなく、
帰り道のこの“語り合いの時間”まで含めてイベント。
今日見た車両、感じた刺激、次にやりたいカスタム──
全部が夕日の中でゆっくり整理されていく。

そんな一日の終わりが、また次の一歩につながっていく。