昨日の俺は、点火系を一新して「これでバッチリ!」と初動テスト。セル一発、エンジン快調
ところが翌朝、ブロンコが沈黙。セルは回るが…火が来ない。
「おいおい、昨日の俺、何か忘れてないか?」と自問しながら点検開始。
イグニッションコイルをチェックすると――
火が出てない。完全に沈黙。
現場の空気は一気に「点火系ミステリー」。
「火花よ、どこへ行った?」
配線類を点検
ガン見
怪しそうな所クネクネ触ったり
エンジンルームの片隅に鎮座するリブ付き金属の箱。
その名もイグニッションコントロールモジュール。
役割はシンプル――ディストリビューターからの信号を受け取り、イグニッションコイルに「火を飛ばせ」と命じる電子の司令官。
…のはずなんだが。
昨日は元気に「了解!」と火花を飛ばしていたくせに、
翌朝には「え?俺そんな仕事してましたっけ?」とばかりに沈黙。
まるで“気分で働く中間管理職”
その挙動、完全に怪しい。
電子の司令官から沈黙した朝。
昨日は元気に火花を飛ばしていた“電子の司令官”――イグニッションコントロールモジュールが、まるで「今日は休みです」と言わんばかりに無反応。
「これは怪しい…」と配線を剥き出しにしてガン見開始。
導通チェック、コネコネ、テスター片手に完全に電気探偵モード。
すると
突然、エンジンが「…ボフッ」と初動の気配。
「おい、今の何だ?どこか断線してるのか?」と、さらにテープ巻き部分を剥き出しにしてガン見。
そして発見したのは
ハンダで連結されたアース線が、今にも千切れそうな状態!
まるで「俺、もう限界っす…」と呟いてるような、瀕死のアース線。
即座に配線を引き直し、ハンダ付けもやり直し。
その瞬間ブロンコが「おう、やっと目ぇ覚めたぜ」とばかりに通常始動!
年式的に絶縁の劣化は当然。
テスターでは信号が見えても、肉眼では見えない“通電したりしなかったり”の不具合は、まさに現場の忍耐勝負。
電気は嘘をつかない。ただ、黙ってるだけ・・・
さてガン見点検の続きしてきます
エンジンオイルドレンボルトパッキンお疲れ気味
ブレーキパッド残にキャリパー状態、ブレーキホースガン見
リヤブレーキシュー、内部、ホイールシリンダー内部ガン見!
ブレーキグリス当たり面に塗布しときます
各部ベルトもガン見
ガン見
ガン見
ガン見
ガン見
もちろん増し締めしながらガン見してます
今回ショックアブソバーは所々ブッシュの劣化も有るのもそうですがショック自体がへたってしまってるで交換いたします。
フロントスウェイバーリンクも遊びが出てきてしまっているので交換します。
フロントスウェイバーブッシュもくたびれてきてますので一緒に交換
ブロンコのフロントショックはダブルショック構造により、4本装着スタイル
フロントリンクに
フロントショック装着
リヤショックと
リヤスウェイバーリンクも交換
ショックアブソバーにリンク装着
フロントリンク右側ボルトが固着して外すのに手こずりました
ボルトも少々ダイエットされ年齢肌を感じましたので
潤いが足りないなら、ドモホルンリンクルスタイルでいこう
グリスをたっぷり塗り込み、まるで高級美容液のように潤いを与え、再装着時には若返ったボルトとしてリンクに復帰。
マフラー排気漏れ箇所確認の為スモークテスターでチェック
動画でオーナーさんに報告した画像になり、とぎれとぎれの画像ですがご覧ください
スモーク探偵、ブロンコ排気リーク捜査録
燃料フィラーネックとラインの“見えない敵”を暴けというもの。
目視では見えない、手も届かない…そんな“隠れリーク”たちに挑むのは
スモークテスター、通称:モクモク刑事(デカ)。
ホースを繋ぎ、スイッチON。
すると、静寂を破って立ち上る白煙――
まるで「ここだよ」と囁くように、漏れ箇所からモクモクと白い告発が始まる。
現車のブロンコ、調べてみれば:
マフラーフランジの上面から、
触媒の上面から、
そして過去の補修跡から伸びるパイプには、
まるで“金属の老眼”のように小さな穴が無数に…!
これはもう、排気のスモークパーティー状態。
今回は“応急処置で頼む”とのご希望につき――
排気漏れテープを各部に巻き付け、
まるで包帯を巻くように、ブロンコの傷口をそっとカバー。
張り込みに行く用事が出来てしまいましたので本日の捜査はここまで。
というわけで、今回はここまで。
次回更新をお楽しみに!