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時々ブログ           続きA2025/11/27(Thu)

「下回り点検いってみよー!…と覗き込んだ瞬間、目に飛び込んできたのは――
えっ!?触媒がない!?ストレート管仕様!?
『完全にアウトォォォ!!』
しかも中古新規!いや、新規じゃなくてもアウトなんですけどね…。
今まで検査の時触媒付けてたのかはミステリーですが


太鼓も他車種流用してますね


太鼓からテールパイプに繋がる中間マフラー差し込みを覗いてみると――
ガバッ!サイズ合ってない!
隙間からモクモク排気漏れ仕様!!
しかもクランプもサイズ違いでムリヤリ固定…。


不適合仕様でそこら中排気漏れ仕様のマフラーは


新品エキゾースト触媒付きに太鼓にテールパイプに


もちろんフランジガスケットに


ガスケット、クランプ、傷んでる部分の吊りゴムは新品に交換


ロンのロン!!O2センサー3ヶ所交換です


エキゾーストから


触媒〜


太鼓〜


テールパイプ迄の新品の輝きが良いですね〜


キャリパーを覗いてみたら――
「おや?ピストンブーツが外れて…こんにちは〜!」と顔を出すピストン君。
長年雨ざらしでサビだらけになったのか?
「この状態で走ってたのか!?」とツッコミたくなるほど、ノーメンテ臭がプンプン。
ブレーキ効くたびに、ピストン君はギシギシと悲鳴を上げていたに違いない。


メタルブレーキ仕様パット残0!
エコ超えて環境破壊


ローターも若干の波打ち


ダストをエアーブローしてリヤブレーキガン見、シューは残ありますね


ホイールシリンダーは


ヘドロ状態!
ブレーキノーメンテナンスだった事でしょう…。
それでも制動は出ていました!まるで“ゾンビブレーキ”!
『えっ…効いてるけど、効いてるって言っていいのか!?』
以前のタホ事件を思い出す…。
購入先で継続検査完了から数日後、ブレーキが効かないと当店にレッカー搬入。
フロントパッドはメタル仕様!残0!
ピストンは全開飛び出し!
ブーツは破けていてピストンシールにも不具合があったようでブレーキフルード大噴射!!
まるでホラー漫画のワンシーン。
“止まらない車の恐怖”――その名も『ブレーキ・ザ・デッド』。
しかも検査後に症状伝えられていなかったというオチ。
おそらく“タイヤすら外さないスタイル車検”だったのでしょう…。

『有効期限さえもらえればいいんだ!安くやってくれ!俺の車は全てが大丈夫なんだとか!』
期限証明書コレクターの方も中にはいますので一概には言えませんが。
しかし当店ではギリギリ通すだけはお勧めしていません!
古い車両は履歴すら不明な物が多いですから。
「全部メンテしてありますから」と言われて購入した方の車両を開けてみたら
『いつ全部やったの?発売当時?』
と、ミステリーゾーンだった車も思い出す・・・
「検査の考え方はお店によっても違うし、オーナーさんによっても違う!
だから結局――“自分に合ったスタイルの店で受けるのが一番!”
ただし!
“安ければいい派”のみなさん、後で必ず『なんだこれ事件』に遭遇する可能性は了承済みですよね!?
そういう方に限って、車検出したのに『なんだよ!』と吠える――まるで現場のコント。
検査はラーメンの味付けみたいなもの。
・濃い味派 → ギリギリ通す系検査
・あっさり派 → しっかりメンテナンス系検査
・全部乗せ派 → フルオーバーホール検査
でも忘れちゃいけない!
命を乗せる器は替え玉できません!!


「ブレーキはフロントキャリパーASSYで交換!
――ここで響く決めゼリフ:
『オーバーホールか!?新品か!?』
実はフルオーバーホールキットを買って、
洗浄〜錆落とし(サンドブラスト)〜塗装〜組み立て…
と、まるで“修行編”が始まるんですが――
錆落としや塗装の方法によっては、
『あれ?新品買った方が安いじゃん!』というオチになることも。
当時物の純正品に拘る方は、“昭和のロマン派”。
でも割り切れる方は、
『新品でいいじゃん!』と“令和の合理派”。
なので当時物の純正じゃなくても良い方は新品お勧めします!


リヤホイールシリンダーも新品に交換


未塗装のキャリパーに


ホールシリンダーは塩害ガードクリヤー塗って錆防止対策しときます。


ブレーキハードウェアは


しっかり洗浄して長年の汚れを落としてあげましょう


ドラム内部も綺麗に洗浄してブレーキシュー当り面にグリス塗布


ホイールシリンダー綺麗だなマニア用画像をお楽しみ下さい


もちのロン、ブレーキホースはフロント


リヤ共に新品に交換


「フロントブレーキパッドは新品交換!
リヤブレーキシューは『まだ使いたい!』との希望で再利用!
フロントディスクローターも再利用!
“新品 vs 再利用の三国志”。
そう言えば近所のライニング屋さん、店閉めちゃったな…。
ベテランの老舗がどんどん消えていく――“昭和戦隊の引退ラッシュ”


装着!綺麗は良いね


ブレーキホースのつややかな輝きが良い


リヤブレーキホースの緩やかなカーブ感好きな方向け画像をお楽しみ下さい
後はガン吸いエア抜き行為をしてブレーキは完了!


ブレーキ残骸をそっと廃棄ドラム缶にイン!
「ありがとう…そしてさようなら…」と心でつぶやきながら、
本日の“時々ブログ”はここまで!
摩耗パッド、錆びキャリパー、叫ぶピストン――
ドラム缶の底で静かに眠ることでしょう。
次回の“時々ブログ”では、また新たな残骸と出会えるかも!?
それではみなさん、
『ブレーキ残骸マニアの皆さま、またお会いしましょう!』
――To Be Continued…


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