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時々ブログ         8月も終わり2025/08/30(Sat)

あっという間に月日は流れ、気づけば8月も月末。
夏、満喫しましたか?――いや、現場はいつだって“真夏”ですけどね(笑)
そんな中、ビック乗りのNちゃん&マツダ乗りの新並ちゃんがご来店。
高速走行をビックで楽しみつつ、広告に出ていた車両の現物チェックも兼ねて、ちょっとした“クルージング遠征”をしてきたそうで。
そして帰り際、満面の笑みでひと言。
「道中で買ったお土産、炎天下の車内に入れておきましたが…どうぞ!」
Oh!イェイ!
生モノを炎天下保存スタイルで!
この保存状態、もしや――
ガンピロバクター様がご滞在中では?
パワー系飲料に甘い物を添えて、しばしの雑談タイム。
“菌との共存”もカルチャーの一部ってことで(笑)
いつもありがとうございます。
お土産はワクワクしながらガッツリ頂きます!


〜の
自分で破損させる行為をこよなく愛するKさんが、満を持してご来店。
パーツはちょっと前に入荷済み。
でもKさん、どうやら最近は“塩分の強い物を食する活動”に忙殺されていたらしく、なかなか店頭にに現れず。
そしてようやく登場したかと思えば、
まずは整備よりも先に――
フードコートに使用させてもらって良いと?
好物のパンをもぐもぐ開始。
修理?後回し。
破損?それは趣味。
パン?それは使命。
会話内容は…もうノーコメントでお願いします。
語録に残すと、現場が混乱します(笑)


Kさんフィッティングの外し方を間違えて、またしてもパイプがグニャグニャに…。
とならないように今回は潔く方向転換!
ブラックメッシュホースに変更!
見た目も質感も、映えバッチリ。
もちろんフィッティングもホース用に合わせて一緒にチェンジ。
これでグニャグニャ地獄からは卒業…の予定!(たぶん)


今回のホース交換、ただの整備じゃない。
ブラックメッシュホースをブラックエンジンに合わせるという、完全に“見た目主義”の美的アップグレード。


何か外す際にグローブボックスになぜか入っていた使いかけの木工工具使用しそうだな・・・


〜の
後回しにされ続けていたエンジンオイル交換――
交換時期なんて、とっくにオーバー。
もはや「オイル」じゃなくて「黒い思い出」レベル。
まずはフラッシングからスタート。
エンジン内部に染みついた“過去の蓄積”を洗い流す儀式。
まるで「ごめんな、放置してて…」と謝りながらのメンテ。
「これ、オイルじゃなくてソースじゃね?」

フラッシング剤が流れ込む音が、なんとも言えない“反省のBGM”。
そして新しいオイルが注がれる瞬間――
エンジンが「やっとかよ!」とツッコミ入れてきそうな空気感。


今回のオイル交換
TTにドーピング剤にクイックリフレッシュ、FVシナジー、エンジンパワーシールドまで注入!
もはやこれは、「エンジン内ドーピング祭り」!
もちのロンでオイルエレメントも交換。
エンジン内部でパーティーしてる様子が目に浮かぶ。
例えるとこんな感じ








クイックリフレッシュ「俺、空気感変える系」


FV「俺、摩擦減らす係」


パワーシールド「俺、守護神」って感じ!
毎度のご利用に全く関係ない話題もありがとうございます。


G君、診断結果を聴きに御来店〜
発汗によって失われた水分を補うべく、水分補給物とパワー系飲料を手に登場。
カルテを見ながら健康診断の結果説明会。


只今、当店診療室は患者(車両)で満員御礼。
長期患者から中々退院出来ない、指せてくれない症状で埋まり、カルテも山積み状態。
というわけで
アウトドア問診、始めました。
青空の下、エンジン音をBGMにカルテを開き、
「この症状、最近どうですか?」と問診スタート。
もはや問診というより、野外診療イベント。


画像前後してしまいますが先ず基本問診スタート


サイスリはHYD車両なので、車高によってフリキリ具合が変わるのがポイント。
いい感じのポジションを見つけて、しっかりチェック!
ブレーキの制動力も確認しつつ、
スピードメーターの誤差も同時にチェック。
このあたり“走る時の基準”に直結する部分。


ガスもチェック


左側


左右測定しまして
HC濃度が高いですね
人間で言えば“カロリー摂取してるのに代謝できてない”感じかな


お次は油脂類をガン見してから心臓部の吸引力診断、いってみよー!
エンジンの鼓動を感じながら、バキュームゲージをセット。
さあ、心臓部の吸引力診断、スタートです!
針が動き出す――
えっ…?
呼吸が浅い酸素、吸えてない

まるで人間で言うところの「肺活量ゼロ」「酸素取り込み拒否モード」。
他にも色々当てはまってきますので一概にはゆえませんが・・・


メータ状でアイドリング時のオイルプレッシャーを見るとたまに0えっ!そこから8 psiを行ったり来たりを繰り返す?
えっ!ギリギリ“生きてる”けど、かなり弱った状態です。
人間で例えるなら:血圧が低すぎてフラフラしてる状態
オイルプレッシャーは、エンジン内部の潤滑=血液循環を担う重要な指標。
それが0psi〜上がったり下がったりになることは――


う〜ん潰れて消化不能?栄養吸収できない状態?
まさかオイルポンプ機能に不具合?


うん、回転を3000まで回してオイルプレッシャーが52 PSI。
数値的には「基準値に動けてるけど、ちょっと元気が足りない」って感じ。
こちらも色々と考えられますね。
オイル粘度?ポンプの疲れ?内部クリアランス?
どれも“語れる原因”として浮かび上がってくる。
そして何より気になるのが――
所々から聞こえてくる異音。
「カラカラ…」
「コツコツ…」
「え、今の“ギギギ”って何
まるでエンジンが「ちょっとしんどいんだよね…」って訴えてるような音。
数値と音がリンクしてくると、もうこれは重症カルテに・・・



症状が微妙。数値もギリギリ。異音もチラホラ。
でも決定打がない――そんなときこそまたまた再ガン見
冷却水の減り、オイルの乳化、排気の白煙。
どれも“兆候”はあるけど、確証がない。
だからこそ、疑わしきは診断は
テストキットをセットして、じわじわと反応を待つ時間
まるで医者が「念のためCT撮っときましょうか」と言うあの空気感。


えあっ!色、変わっちゃいました…!
ヘッドガスケットリークテスト、まさかの青→緑に変化。
これはもう、エンジンが内側からSOSを出してる証拠。
つまり――
シリンダー内の爆発圧がウォータージャケットに漏れてる状態。
人間で例えるなら:「肺から胃に空気が漏れてる」状態


そして油断した瞬間
冷却水、圧力でブチ上がり!リザーバーはパンパン、時々ブシャー!
エンジンが熱くなるにつれ、冷却水はどんどん加圧。

まるで工事現場で穴掘ってたら温泉出てきた〜状態


ラジエター加圧テスト、いってみましょう!
ホースの膨張、ラジエターのピンホール破裂、ウォーターポンプの軸漏れ、そしてヘッドガスケットの漏れ――
このテストひとつで、冷却系の“語れる異常”が一気に炙り出されます。
特にフレックスタイプのラジエターホースが付いてる場合、
僕の場合は加圧限界までガッツリ掛けてみます。
「え、それって大丈夫なんですか?
うちの子が真似したや他所で何かあっても、クレーム対応はしてませんので(笑)

やってみようと思う方は、自己責任でお願いしますね。


アッ〜!加圧が下がってきちゃった…
ラジエター加圧テスト中、針がじわじわと沈んでいく。
「え?今、下がった?…いや、確実に下がってる!」
外部をガン見。ホース、ラジエター、ポンプ周辺――漏れらしきもの、見当たらず。

そして浮かぶのは、あの名前――
ヘッドガスケット。


プラグも外してガン見
う〜ん?


オルタの点検もしちゃうよ
エンジン停止時12.25V


エンジン始動、アイドリング上げて14.59V――発電量は文句なし。
「よし、オルタネーターは元気だな」と思った矢先…
チッチッ…
オルタネーター+端子から、エンジンブロックに時折リークしてる気配。
発電はしてる。でも、電気が“寄り道”してる。
「目的地はバッテリーなのに、途中で寄り道してる感じ」
う〜ん、僕も寄り道したくなってきたぞ。
そんなわけで、今日はこのへんで。
次回、時々ブログでお会いしましょう。


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