早い物で今年も残りわずかとなりました。
儀式的にオイル交換しろとKさん御来店。
新しいオイルで新年を迎えたいそうで、待ってる間に好物のパンを味わう
1年中味わいをリピートしてるけどね・・・
そんなKさんから、買ったけどイメージと違ったからとこちらの
パーカーを頂きました。
何がイメージと違ったのかわ不明ですがDNAが許さないらしい?
ありがたく着用させていただきます。
〜の
数か月前ですがKさん走行中にエンジンから凄まじい音が出て何とか安全な所まで強引に走行しそこでエンジンが終身を迎えました・・・
クランキングもしませんバルブリテーナーも1か所ふっ飛んでる。
プッシュロッドがアート作品の様にグニャ
リフターが変形したのかブロックに変な風にかじってるのか強引にやっても取れない。
ヘッドにバルブステム曲がって食いついて抜けない
プラグ外したら潰れまくってる
と言うわけでまずエンジン降ろして
オイルパン外したらバラエティ豊富に色々な物がガチャガチャの様に出てくる
バルブフェィス部分が千切れていたり
ピストン割れて所々に引っかかていた
デイトンハンマーの鉛部分が割れたような物体に姿を変えたピストン
ピストンシリンダーブロック部分も
バッ
ク
リ
そこら中割れて貫通状態、冷却水も大開放状態、使い物になりません。
ドナーエンジンの儀式を始めていきましょう。
ヘッドにオイルパン外して
使えるものは使って、エンジン中身は全バラしにはしなくて良いから早くしろ!親父に廃車にしろって言われたのとか!ブラック企業スタイルでやってくれのリクエストなので全バラにはしませんが、儀式的に手で回し動きや各部ガン見は必要です。
ストレートエッジで
歪の確認儀式
ここで歪の限度超えていれば内燃機屋さんでの研磨お勧めします。
ドナーさんは問題無いので儀式を続けていきましょう。
水路をガンガン洗浄していきます。
洗浄終わったらオイルストーンで研磨
画像無かったですがブロックも油汚れ落としたり塗膜を剥離ってあります。
ヘッドはバルブ全部外して
内部も
綺麗にします。
こびり付いていた排気ポートもスッキリですね。
汚れやカーボン落とすの地味に時間掛かります。
地味作業の時は室町時代の遊び和歌でも考えながらひたすら行いましょう。
ヘッドに固着しまくっていたプラグ(メクラ)を強引に外した画像をお楽しみ下さい。
もちろん再利用何てしませんよ。
ヘッドもストレートエッジあてて歪確認儀式
オイルストーンします。
全てのバルブ汚れも
ボール盤に装着してこびり付いたカーボンを綺麗に落としてきます。
エキゾースト側の硬くなったカーボンが地味に時間掛かります。
当店はボール盤装着でやっちゃってますが、やり方はショップさんで違うのでプライベートで何でも行う方参考までにして下さいね。
やったらステム曲げちまったとかバルブガイドも限度超えるまで削っちまったとか無い様に注意深くやって下さい。
お次は一人音楽祭をしていきます。
バルブコンパウンド付けてすり合わせをしてきます。
ポンポンポンとお好みの音楽に合わせながら♪
う〜んテンポが速いミュージックに合わせたせいか
タコ棒の吸盤取れちゃったよ・・・
しかもはめ込む所変形しちゃったのか直ぐ取れちゃうようになって木魚位のリズムじゃないと直ぐ取れちゃう
このリズムじゃ何時擦り合わさるか分からないぞ
激しいリズムにも耐えられるいうに補強しよ。
う〜ん
光明丹付けて確認するけど中々決まらない
上手い人なら一発で決めてるけど久しぶりにやるからかなのか感覚が鈍ってるような・・・バルブすり合わせ焦ってやってもロクな事無いのでここはジックリやってきます。
すり合わせ終わったら隙間無いかクーラント張って確認します。
当りキチンと出てればも漏れてこないので、このまま様子をみます。
この変の儀式のやり方は人によって違うので、マイルドにご覧ください。
えっ!5番だけ吸気側排気側両方漏れてました・・・
地獄のコラボ
はい!やり直し!!
ガン見した所シートカットは必要ない様に見えるので再度
漏れなくなるまで、ひたすら儀式をやる・・・
なんとか無事に儀式も完了しました。
ステムシール交換の画像合ったので載せときます。
うん!と思った方
そうです吸気側排気側も一緒の使ってんじゃんて思うかもしれませんが間違いでは無いですので、大丈夫です。
排気側の純正はキノコ傘みたいのですね。
ここも賛否両論意見が有ると思います。
ステムシール取り付けたらバルブスプリング入れて組んでいきます。
そしたらブロック
ヘッドに錆止め入れていきます。
バラすと部品点数が意外と多いので油汚れやさび落としが大変です。
何か出来る事あれば手伝いたいですとKさん
お言葉に甘えてそれでは油落とし等お願いと頼み
画像の部分までやって
ヤダくなったのか好物のパンを食し、この後手伝いに来る事は無かった・・・
まぁボランティアなのでツベコ言う事は無いですが、油落としや剥離は地味で何でこんなことやってるんだと感じますがとても大事な工程ですね。
後はお任せください。
ひたすらブラストしてきます。
油落し等の前工程をやっていかないで、いきなりブラストやっても余計に時間がかかり、砂も油まみれになっちゃって、使い物にならなくなっちゃいます。
ひたすら、やるのみです。
エキゾーストの中もバンバン綺麗にしちゃいます。
ボルト、ナット、ワッシャーに細かな外した部品
全部ブラストして
仕上まして塗装準備です。
エンジン周辺だけでもかなりのボルトナットの量です。
塗装するのに部品を吊るしていきます。
塗装しやすい様に設置したらエスコ塗っていきます。
乾燥させてサフェイサー前の足付けしてきます。
エスコ絡んで研ぎづらく感じるのは私だけかな、又ひたすら研いで
お次はサフェイサーを塗っていきます。
ヘッドも
ブロックも同じ工程で進めていきます。
サフェサー乾燥させたら上塗り前の又足付けしてきます。
何故かノンサンディングタイプ使わないスタイル
上塗りは半艶黒指定
ラインに使うフィテイングも青しか無かったので
半艶にしとけ言われたので塗っときました。
本日はここまで続きは後日の更新をお楽しみに♪