RODEO HYDRAULICS の日常を、ゆるく、時にはツッコミを交えながら書いています。
作業中のハプニングや、クラシックアメ車ならではのクセ、「なんでこうなるんだ…」というアメ車あるある、そしてお客様とのやり取りや、ありがたい差し入れの話まで、工場の空気をそのまま感じていただけるブログです。
アメ車だけでなく、国産車や他ジャンルの車が登場することもありますが、どの車にも共通しているのは、“触っていて楽しい”“つい笑ってしまう” という RODEO らしい視点。
ちょっとした裏話やぼやきも含めて、気軽に楽しんでいただければ嬉しいです。

2026/08/25(Tue)

時々ブログ        N様アストロ商談記  パート4 前部霧灯

N様アストロ商談記、ちょっと間が空きましたが再開です。

フォグランプ片側が不点灯。
「またか…」と思いながら開けてみると、まさかの水没。
もちろん新品交換です。

そして今回も出ました、当店名物“チェンジニア”。
部品が想定外の状態で現れると、自然とこの言葉が口から出ます。

灯火類はすべて 左右で同一色・同一性能 が絶対条件。
これはもう車検の世界では “空気レベルで当たり前” のルールです。

ヘッドライト
フォグ
ウインカー
テール
ブレーキ
バック(※色付きはアウト。白に見えないと即不適合)
ポジション
ナンバー灯(白 or 淡黄色のみ)

このあたり全部、左右で色が違った瞬間に——

はい、即アウト。検査官の赤札ストレート。

左右で色違い?
そんなのはもう車検ラインでは
「左右別人格の灯火」扱いです。

片側だけ青白いLEDとか、
片側だけ電球色で黄ばんでるとか、
検査官は絶対に見逃しません。

そして最後にひと言。

また何言ってんだよと思う方のカスハラは受け付けてませんので、行きつけのショップさんでガン聞きしてね!

「フォグはもちのロン左右交換します」

フォグランプに最初から付いていた
リレー、ヒューズボックス、配線——

全部撤去。

使えそう?
まだ生きてる?
状態良い?

……関係ありません。

再利用しないスタイル発動。

「使えるから残す」じゃなくて、
「後でトラブルになる可能性をゼロにするために捨てる」。

これが旧車整備の正解。

中古配線を残して後で電圧降下?
リレーの接点焼けで突然不点灯?
ヒューズボックスの端子腐食で謎トラブル?

そんな未来は最初から潰しておく。

全部新品で組む。
全部チェンジニアするだけ。

フォグランプのリレーも、ヒューズボックスも、配線も──
最初に付いていたものは 全部撤去。

エンジンルームに付ける以上、
防水仕様は“念のため”ではなく 当然の選択。

そして今回の “チェンジニア” ポイント。

万が一、出先でリレーが不具合を起こしたら──
オーナー自身がその場でサッと交換できるように、
どこでも売っているDIYの味方、エーモン製を採用。

「予備のリレー持ってれば良いじゃん!」
……それはそうなんですが。

四角いリレーでも間違いではありません。
ただ、同じ物が売っていない時に配線加工が必要になるのは避けたい。
そのため、入手性の高いエーモンを選ぶのが合理的。

高級リレー?
専用品?
もちろん良い物です。
ですが、出先で壊れたら入手できないと意味がない。

その点エーモンなら、
ホームセンターでもカー用品店でも即入手可能。
同じ配線色につないでもらえれば、交換完了まで数分。

これが私なりの “現場で困らせない心遣い”。

……ただし、人によってはこう言うんですよね。

「なんで高級品付けてないんだよ」

はい、出ました。
カスハラ案件。

そういう方は、どうぞ行きつけのショップさんでガン聞きして下さい。
うちは “実際に困らない仕様” を優先していますので。

ちなみに──
車の仕様や目的によって使う物は当然変えています。
ギランギランのショーカースタイルにエーモンは似合わない。
逆に、旅先で壊れたら困る実用車にはエーモンが最適。

つまり、
「車のキャラに合わせて最適解を選ぶ」
これが私のスタイルです。

交換しやすい位置にセットしておきます。
たまに、ただブラブラさせている車も見かけますが──
ここは必ず固定しましょう。

理由は単純で、
ブラブラ配線は振動で端子が痛むし、最悪ショートの原因にもなるからです。
交換しやすさと安全性、この両方を心がけて取り付けましょう!

フォグランプは、埋まり過ぎず出過ぎず。
バンパーの枠ラインに合わせて、ちょうど良い位置へ装着します。

見た目のバランスだけでなく、
照射角・飛び石・振動までしっかり考えて位置決めしています。

……って、作業中に余計なこと考えてる場合じゃないですね。
はいそこ、勝手に妄想を膨らませない。
私はちゃんと集中してます。ええ、たぶん。いや、してます。

配線もしっかり固定!
たまに見かけるブラブラ配線や、パツンパツンに張りすぎた配線……
あれ、経費削減なんでしょうかね。
もしかして社内で「この作業の配線は〇mmまで!固定する物は何個まで」みたいな謎ルールがあるのかもしれません。

大企業なら、配線数mm削れば年間で数億円のコストダウンとかあるんでしょうけど、
私みたいな個人商店では──

数mmケチっても何のメリットもありません!

なので材料はふんだんに使っちゃいます。
遠慮なく、ドーンと。
むしろ使いすぎて、
「あれ?材料どこいった?」
「え、もう無いの?」
みたいな状態が時折発生します。

……はい、使いすぎです。反省はしています。
でもケチるより100倍マシです。

点灯確認!
直視して眩しい!嬉しい!!楽しい!!!ちょっとお恥ずかしい!

……いやもう、ライトが光っただけでテンション上がる自分は何なんでしょうか。
でも、こういう瞬間が楽しいんですよね。