RODEO HYDRAULICS の日常を、ゆるく、時にはツッコミを交えながら書いています。
作業中のハプニングや、クラシックアメ車ならではのクセ、「なんでこうなるんだ…」というアメ車あるある、そしてお客様とのやり取りや、ありがたい差し入れの話まで、工場の空気をそのまま感じていただけるブログです。
アメ車だけでなく、国産車や他ジャンルの車が登場することもありますが、どの車にも共通しているのは、“触っていて楽しい”“つい笑ってしまう” という RODEO らしい視点。
ちょっとした裏話やぼやきも含めて、気軽に楽しんでいただければ嬉しいです。

2026/08/17(Mon)

時々ブログ     N様アストロ商談記 パート3 在庫車ご納車までの流れ

N様とは、パーツ選定についてもじっくりお話しさせていただきました。
社外品でいくのか、ここは純正品にするのか、交換サイクルで決めるのか、ブランドで選ぶのか──古い車ほど、このあたりは悩ましいところです。使用目的や予算、寿命の考え方によって最適解が変わりますので、丁寧に一つずつ相談しながら部品チョイスを進めていきました。

今回は、現状でまだ十分使える部品はそのまま活かしつつ、
N様が「ここはやっておきたい」と感じているポイントを重点的に整備していく方針でまとまりました。

お話ししていて強く感じたのは、N様が古い車の特性──
“いつ壊れるか分からない”という宿命を、感情的にならず受け入れて楽しめる大人の余裕を持っている方だということです。

万が一トラブルが起きても、
「あ、例のやつですね(笑)よろしくお願いします!」
と、笑って受け止められる懐の深さがあり、古い車と向き合う姿勢として本当に素敵だと感じました。

古い車は、購入して終わりではなく、
“トラブルも含めて一緒に育てていく”楽しさがあります。
N様のような方だからこそ、その魅力を存分に味わっていただけるのだと思います。

そして、ちょうど話が盛り上がっているタイミングで、
部品の「突然死」についてもお伝えしました。

古い車は、調子が良くても突然ストンと落ちる部品があります。
前兆が出るものもあれば、何の予告もなく終わるものもある。
ここは“アゲアゲの良い話だけ”では済ませず、
まずは地獄の一丁目──現実のデメリットをしっかり伝えるのが私のスタイルです。

楽しいだけではなく、
「こういう突然死があるから、予防で交換する意味がある」
「ここは寿命で割り切ったほうがいい」
といった“実務のリアル”を共有することで、結果的に安心して乗っていただけると考えています。

N様もその点をしっかり理解されていて、
古い車との付き合い方を本当に分かっている方だと改めて感じました。

そんな楽しいお話をしながら、今回は 納車までの流れ についてご説明します。
この流れは、当店の在庫車をご購入いただく場合の手順です。
注文販売・オークション仕入れ・制作販売の場合はまた別の流れになりますので、今回は「当店の在庫車の納車までの進め方」としてご理解ください。

■ 商談成立〜契約書の取り交わし
商談がまとまりましたら、
・点検後のお見積り
・総支払額のお見積り
こちらをご確認いただき、内容にご納得いただけましたら 売買契約書を交わします。

ご来店いただけると、その場でご質問にもお答えできますので助かります。
お時間が難しい場合は、契約書と説明文を郵送し、内容確認後にご返送いただく方法も可能です。

■ 整備・部品交換・完成検査
契約後は、
メンテナンス → 必要部品交換 → 完成検査
この順で車両を仕上げていきます。

■ 予備検査(陸運局)
整備が完了しましたら、陸運局で 予備検査 を受けます。

予備検査とは、
「登録をしないだけで、内容は車検と同じ検査」 のことです。

車検と同じラインを通し、灯火類・ブレーキ・ライト・排気ガス・下回り・車体寸法などを本番と同じ基準でチェックします。
違いはただひとつ、この段階ではナンバーを付けないだけです。

合格すると、重量・高さ・幅・長さ・定員を正しく測り直し、
その結果をもとに 予備検査証(車検証の元になる大事な書類) が発行されます。

■ 車庫証明の手続き
予備検査が完了しましたら、車庫証明の書類をご自宅へ郵送します。
ご記入後、同封の返信用封筒で当店へ返送いただくか、ご来店でも構いません。

書類が届き次第、当店から最寄りの警察署へ提出します。
発行されましたらご連絡いたします。

■ 印鑑証明・委任状の押印
車庫証明が発行されましたら、
・印鑑証明
・実印
をお持ちいただき、委任状への押印をお願い致します。

このタイミングで 正式な納車日 を決めます。

■ お支払い
お支払いは、印鑑証明をお預かりするタイミングでお願いしております。

この時点では、
・追加整備で必要になった費用
・追加カスタムで発生した費用
など、すべての金額が確定しています。

勝手に費用が増えているようなことは一切ありません。
事前説明・事前相談のうえで進めますのでご安心ください。

お振込みをご希望の場合は、
印鑑証明の受領とご入金の確認が取れ次第、登録手続きに入ります。

「いつ支払えばいいのか」「どのタイミングで登録されるのか」が明確で、安心してお任せいただける流れになっています。

■ 名義登録(陸運局)
お支払い後、翌日には速やかに陸運局へ出向き、
名義登録 → ナンバー交付
を行います。

「大安に登録してほしい」「この日にお願いしたい」などの願掛けリクエストにも対応可能です。

登録が完了しましたら、最終チェックに入ります。
エンジンルーム・下回り・電装の再確認を行い、内装クリーニング、ボディ磨きなどのクリンネス作業を丁寧に仕上げていきます。
ここまで整えば、あとは納車日を楽しみにお待ちいただくだけです。

そして迎える納車当日。
ご来店いただき、書類をお渡しして、いよいよお車のお引き渡しとなります。

■ 作業進行状況について
整備の進行状況は、ご希望のツール(LINE・メールなど)にて、画像付きでご報告いたします。
「今どんな状態なのか」が見えると安心できますので、遠方の方にも好評です。

■ 追加整備が必要になる場合について
作業を進める中で、外からは見えない部分を分解して初めて分かる不具合が見つかることがあります。
また、新しい部品に交換したことで周囲の古い部品に負荷がかかり、追加整備が必要になる場合もあります。

その際は、必ず事前にご説明し、ご相談のうえで進めます。
知らないうちに料金が増えているようなことは一切ありませんのでご安心ください。

■ 納車前の最終チェックで不具合が見つかった場合
納車前の最終チェックで、新しい不具合が見つかることがあります。
その場合は、やむを得ず納期が延びてしまうこともございます。

もちろんその際も、状況を丁寧にご説明し、
「どう進めるのが最善か」 をお客様と相談しながら決めていきます。

■ 納車待ち期間中の追加カスタムについて
納車をお待ちいただいている間に、
「このパーツを付けたい」
「ここも交換しておきたい」
などの追加作業のご希望がございましたら、対応可能です。

お気軽にご相談ください。
納車前のタイミングは、追加カスタムを行うのに最も効率の良い時期でもあります。

■ 任意保険の切替について
登録が完了しましたら、車検証の画像を送信いたしますのでご確認ください。
車検証の情報をもとに、現在ご利用中の任意保険の 車両入替(切替) を、納車日までに行っていただきます。

保険会社によっては、
「車検証のFAX送付が必要」
と案内される場合がございます。

その際は、当店から 直接FAX送信いたしますので、
送信先の番号をお知らせください。

このような流れとなっております。
ご契約から整備、予備検査、書類手続き、保険切替、そして納車まで──
すべての工程を 透明性をもって丁寧に進めること を心がけております。

安心して納車日を迎えていただけるよう、しっかりサポートいたします。