RODEO HYDRAULICS の日常を、ゆるく、時にはツッコミを交えながら書いています。
作業中のハプニングや、クラシックアメ車ならではのクセ、「なんでこうなるんだ…」というアメ車あるある、そしてお客様とのやり取りや、ありがたい差し入れの話まで、工場の空気をそのまま感じていただけるブログです。
アメ車だけでなく、国産車や他ジャンルの車が登場することもありますが、どの車にも共通しているのは、“触っていて楽しい”“つい笑ってしまう” という RODEO らしい視点。
ちょっとした裏話やぼやきも含めて、気軽に楽しんでいただければ嬉しいです。

2026/08/08(Sat)

時々ブログ        パクさん 64インパラ パート13

ちょっと間が空いてしまいましたが、パクさんの ’64 インパラ・ハイドロシリーズ を進めていきます。
この車両は前オーナーの段階で既にハイドロが組まれていた個体で、オイル滲みなどの症状も見られるため、今回はメンテナンスを兼ねて一度しっかり分解していきます。

シールテープの残骸をお楽しみ下さい!

ハイドロポンプは全バラにして

ガンガン洗浄していきます

全て綺麗にして組み直す予定でしたが、パクさんから
「やっぱり元のままじゃイヤだ」とのご要望が入りました。

ローライダーにとって、トランクルームのハイドロシステムは
“こだわりの一つ”とも言える見せ場。
ここはオーナーの個性が強く出る場所なので、気持ちはよく分かります。

今後のプランもあるので、今回はプチ組み換えで我慢。
フルプランのタイミングでは一式全撤去して作り直す予定なので、今回は控えめに、少しでもパクさんの好みのスタイルへリフォームしていきます。

ソレノイドは懐かしのプレストボックスが取り付いていました!
逆にレア!でもパクさんヤダと言うから

撤去してパクさんのコレクションとして保管して頂きましょう!
あと、ちょっと破けてたサブウーハもボックス事撤去しました!

長さも材質もバラバラなケーブルたちは、今回まとめて撤去!
複数オーナーの“謎カスタム”は一度リセットします。

歴史を感じるホースたちも、今回まとめて新調です。
長年の頑張りに感謝しつつ、現代仕様へアップデートします。

NEWホースにクランプはクロームスタイル

元のニコイチブロックのポンプブラケットは撤去して、はいポロン!
前仕様は一度リセットです。

ご希望の 2ポンプ・ケツ合わせスタイル に合わせて、ポンプブラケットを製作し、溶接していきます。

配線端子台ブラケットも作り溶接します。

ソレノイドは通常タイプを取り付けますので、固定位置は元々プレストが付いていた土台を流用し、そこへ新たに穴を開けて

固定用ボルトのネジ山を、タップで新たに立てていきます。

プチリフォームしたラックを塗装して

端子台ブラケットも塗って

パクさんがコレクションとして大事にしていた持ち込みハイドロブロック。
こちらを丁寧に磨いて、今回のレイアウトに合わせて仕上げていきます。

固定用ネジ穴は念のためタップ立てを行い、ボルトがストレスなく入るように確認しておきます。

マルちゃんのシールに

スチールシールはもちのロン交換しときます。

最近は販売品として見かけなくなったクロームのリターンホース。
これもパクさんのコレクションの一つです。
皆さんそれぞれ、いろんなコレクションを持っていますからね〜。

現状の手持ちパーツを基準にレイアウトを決定していきます。
タンクは、コレクション品のビッグキャップタイプを使用。

ダンプはスクエアもコレクションとして所有されていますが、
今回はデルタダンプで構成します。

本格的なリメイクプラン時に、これら一式を新仕様へ全面的に変更する予定です。

リヤポンプも、手持ちパーツを基準に再構成し、今回のレイアウトに合わせてリメイクします。

ケーブルは、しっかり太さのある0ゲージのパワーケーブルを採用。
長さは在庫ギリギリでしたが、今回のレイアウトには問題なく使えました。

圧着端子は専用工具で適正に鉸めた後、ハンダを流して隙間を充填しています。
この方法にはメリット・デメリットがあり意見も分かれますが、私はハンダ併用で仕上げています。

以前のスイッチ配線は、トランクからスイッチまで分岐なしのストレート配線。
そのため、取り外し時はスイッチ側の端子で外す仕様になっていました。

このあたりは施工者の考え方や時代背景で、本当に色々なスタイルがあります。

仕様に応じて配線方法は多少変えますが、今回はカプラーでワンタッチ脱着できるように構成しました。
作業性が大きく向上するので、後々のメンテでも非常に助かります。
車検の話しになりますが
地域によって基準は異なると思いますが、運転席手元で操作できるハイドロスイッチは、
固定されていても指摘されるケースがあります。
「そんなところまで見るの?」と思われる方もいるでしょうが、
私自身、手元から外しておきましたが隠してないと疑われ!足元やシート下まで確認された経験があります。

そういった背景も踏まえて、作ってます。

それではポンプをセットして完了です!

前仕様のポンプ画像はありませんが、ポンプの組み方なんて本当に人それぞれで、好みも施工者のクセも強く出ます。
最終的には、オーナーさんがトランクを開けて「おっ!」と、リクエスト通りの仕上がりにテンションが上がる――そこが一番大事なんですよね。
喜んでいただければ、こちらも嬉しいものです。