RODEO HYDRAULICS の日常を、ゆるく、時にはツッコミを交えながら書いています。
作業中のハプニングや、クラシックアメ車ならではのクセ、「なんでこうなるんだ…」というアメ車あるある、そしてお客様とのやり取りや、ありがたい差し入れの話まで、工場の空気をそのまま感じていただけるブログです。
アメ車だけでなく、国産車や他ジャンルの車が登場することもありますが、どの車にも共通しているのは、“触っていて楽しい”“つい笑ってしまう” という RODEO らしい視点。
ちょっとした裏話やぼやきも含めて、気軽に楽しんでいただければ嬉しいです。

2026/06/04(Thu)

時々ブログ     パクさん64インパラ パート2

続き編です。
昆虫の触角級の穴。
謎の凹み。
アンダーコートで“なんとなく”塞がっていた痕跡。

タンクを降ろして現物を見たパクさん。

肝心なタンク画像が無い! タンク装着されてるフロア画像でご勘弁を

パクさん、現物タンクを見た瞬間の“職人スイッチON”
タンクをひっくり返してライトを当てたパクさんは、
しばらく無言で観察していた。

その沈黙が逆に怖い。

でも次の瞬間、
パクさんの口から出た言葉は——

「……これはもう、直すとかじゃないね。」

あの一級塗装士特有の、
“物の寿命を見抜いた時の声”だった。

そしてパクさんがチョイスしたのはステンレス製のガソリンタンク
一旦持ち帰り自らポリッシュをして再度持って来た!
最初の画像が無いけど

ステンレスタンクを前に、
パクさんは完全に“職人モード”に入っていた。

当て布の材質までこだわり、
光の反射を見ながら角度を変え、
まるで宝石を磨くようにタンクを仕上げていく。

磨くたびに、
タンクは少しずつ“鏡”へと変わっていった。

実際に自分でやってみると分かる。
簡単そうに見えて、実はとんでもなく奥が深い。
一見シンプルな作業ほど、終わりが見えない。

パクさんも同じだったらしい。

「ひたすら磨いて、気づいたらハマってた。
自分が納得するまで終われなかったよ。」

そう笑いながら持ってきたタンクは、
もはや“部品”ではなく“作品”だった。

タンクストラップも、
パクさんは自分が納得するまで徹底的に磨き込んできました。

ステンレスタンクだけで終わらない。
「どうせなら、ストラップも鏡にしたい」
その一言で、もう覚悟が決まっていたらしい。

ストラップを手に取ると、
細かな傷の流れを指先で確かめ、
布の種類を変えながら角度を調整し、
光の筋がまっすぐ通るまで磨き続けたという。

終わりが見えない。
妥協点も見つからない。
ただ、ひたすら自分の“納得”だけを追いかける世界。

パクさんも気づけば完全にハマっていたらしい。

気がついたら朝になってた日もあったのではと思いますが

そう言って持ってきたストラップは、
タンクと同じく“鏡”になっていた。

もはや下回りの部品ではなく、
車の美学を支える“裏方の主役”。

もちろん、
ピカピカに仕上げたステンレスタンクを取り付けるための部品も、
すべて新品にしていきます。

せっかくパクさんが“鏡”にしてくれたタンクを載せるのに、
古い部品や、くたびれたラバーや燃料センダーをそのまま使うなんて考えられない。

タンクが工芸品なら、
取り付ける部品は“額縁”みたいなもの。
ここを妥協すると、全体の美しさが崩れる。

だからこそ、
タンクもストラップも、そして取り付け部品までも新品で揃える。

これはただの整備じゃなくて、
車の未来を一つずつ積み上げていく作業。

パクさんが磨き込んだタンクとストラップが、
新品の部品たちと組み合わさる瞬間——
そこには、言葉にできない“完成の気配”がある。

タンク装着し

GMレストレーショーンパーツのレタリング印付きのフィラーネック。
ただの繋ぎゴムじゃない。
“GM”の刻印が入った瞬間、
そこには 純正の誇り と 時代の空気 が宿る。

フューエルフィラーネックパイプも新品装着!

燃料キャップはキー付きをチョイス!ここも好みがありますが
キー付きのキャップは、ただの防犯パーツではない。

給油口を守る安心感

旧車ならではの“いたずら対策”

本日はここまで。
続きはまた、時々のブログでお楽しみください。
いい頃合いで、また静かに更新します。