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RODEO HYDRAULICS の日常を、ゆるく、時にはツッコミを交えながら書いています。
作業中のハプニングや、クラシックアメ車ならではのクセ、「なんでこうなるんだ…」というアメ車あるある、そしてお客様とのやり取りや、ありがたい差し入れの話まで、工場の空気をそのまま感じていただけるブログです。
アメ車だけでなく、国産車や他ジャンルの車が登場することもありますが、どの車にも共通しているのは、“触っていて楽しい”“つい笑ってしまう” という RODEO らしい視点。
ちょっとした裏話やぼやきも含めて、気軽に楽しんでいただければ嬉しいです。
2026/05/30(Sat)
時々ブログ パクさん64インパラ
パクさんとインパラ64に辿り着くまでの長い物語
パクさんとの出会いは、もう数十年前にさかのぼる。
当店に初めて来たときは、免許を取ったばかりの頃だったはずだ。
ミニトラックを探していたが、最終的に選んだのはタウンカー・カルティエのノーマル。
そこからすべてが始まった。
車高調で新品のハイドロを組み、
塗装の劣化があったボディは カルティエパールにゴールドフレークを散らしオールペンして
あの一台を納車した瞬間から、パクさんとの長い付き合いがスタートした。
その後はカークラブにも入隊し、
イベントの裏方や荷物隊としてクラブ活動を支え、
さらに一時期は当店で 剥離・足付け・中研ぎ の裏方作業を、
会社帰りにバイトとして手伝ってくれていた時期もあった。
そして“インパラに辿り着くまで”の長い道のり
タウンカーに乗りながら、
一度は 81エルコ を購入し、制作するつもりで動いていた。
しかし、さまざまな事情が重なり断念。
作ることなく売却し、タウンカーも手放すことになる。
その後は 81リーガル の制作へ。
地道にパーツを集め、長い時間をかけてようやく折り返し地点に差し掛かった頃——
運命のように、
“ビビッときてしまう” 1台の インパラ64 に出会ってしまう。
悩みに悩んだ末、
パクさんはついに決断する。
「これだ」 と。
そして今回のインパラ購入へとつながっていく。
パクさんのカーライフは、
勢いだけではなく、
“長い年月をかけて積み上げてきた物語” そのもの。
タウンカー、エルコ、リーガル——
どれも無駄ではなく、
すべてがこの 64インパラ に辿り着くための伏線だったように思える。
パクさん、インパラ64購入後に始まった“病”と現実的なスタートライン
実はインパラを購入してから、
パクさんの中で 「フレームオフでフルレストアしたい病」 が一気に発症してしまった。
長年ローライダーを愛してきた人なら誰でも一度はかかる“あの病”だ。
ただ、現実はそう甘くない。
先約のレストア途中作業や、重たい案件がまだ山積みで、
今フルレストアに着手すると 納期が完全に見えなくなる。
もちろん、フルレストアは素晴らしい。
そしてパクさんは“タイパ重視”ではなく、
じっくり時間をかけて制作そのものを楽しむタイプ。
だが今回は、さすがに順番をつけないと前に進まない。
そこで方向転換。
まずは車検を取り、乗って楽しむところからスタート
フルレストアは一旦置き、
「まずは車検を取って、普通に楽しめる状態にする」
という現実的で賢いスタートラインに立つことにした。
ここから始まるのが、ガン見点検!
クラシックカーあるあるで、
見た目は普通に動きそうでも付属品やあたり前に動く物が
動かない
動くけど変
そもそも欠品
なんか違う物が付いてる
複数オーナーの謎カスタムが潜んでいる
こういう“古い車の洗礼”が必ず出てくる。
だからこそ、まずは 「普通にする」 ところからのスタート。
クラシックカーの世界では、
“普通にする” という作業が一番時間がかかり、
一番大事で、一番奥が深いと思う!
パクさんのインパラ64は、
フルレストアの夢を抱えつつも、
車検を取り、普通に動く物は“普通に動く状態”へ戻すこと。
この “地に足のついたスタート” が、
後に行うフルレストアをより美しく、
より価値あるものにしていくと考えています。
4輪ドラムブレーキ周りは、もはや“安心の城壁”状態
ブレーキは以前しっかり作業済みで、
ホイールシリンダーの状態もバッチリ良好。
ここまでは普通の安心。
だが、今回のインパラはその上をいく。
強化アクスルシャフトに強化リテーナープレート
ノーマルの“昭和の骨”じゃなく、
“現代のプロレスラー級の骨格”に換装済み。
強化リテーナー
→ 例えるなら、
“絶対に離さない握力90kgの親方の手”みたいな固定力。
もちのロンのアクスルベアリング新品
→ ここが新品ってだけで、
リア周りの精神安定剤みたいなもの。
古い車の弱点を、先に潰してある強さ
アクスル周りって、クラシックカーだと
ガタ・異音・オイル漏れ、シャフトが出てきちゃったり、折れちゃったりが鬼門ポイント。
そこを強化パーツ+新品ベアリングで固めてあるということは
インパラ64の後ろ足が、すでに“鉄壁のディフェンスライン”になっている状態。
普通に走るだけでなく、
ハイドロ車特有の負荷にも耐えられる“安心の土台”ができている。
ガン見しているとき、
ガソリンタンクの下が なんか微妙に潤ってる のに気づいた。
「ん? なんか嫌な予感するな…」
と思いながらアンダーコートを吹きとっていくと——
出てきたのは、
昆虫の触角くらいの穴。
えっ……?
いやいや、ちょっと待ってくれ。
アンダーコートで塞がってた?錆で塞がってた?どっちにしてもアウト
穴を見つけた瞬間の脳内ツッコミ:
「今までアンダーコートで塞がってたのか?」
「それとも錆が“蓋”になってただけなのか?」
「いや、どっちにしても怖すぎるだろ…」
そして現実はもっとシンプル。
ガソリン、出ちゃってます。
クラシックカーの“洗礼”というより、
これはもう ガソリンタンクからのSOS。
本日はここまで。
シリーズ化して更新したいところですが、
僕自身が“行進したくなるほど”予定が詰まってきましたので、
次回はタイミングを見ながら、時々ブログを更新していきます。



