9月突入〜まだまだ暑いな!
原動機からの異音とリーク…これはただの夏バテじゃ済まない雰囲気。
コンプレッションテストか?いや、リークダウンもやっとくか?と工具に手を伸ばしかけたその時――
G君にLINEで異音の動画をポンッと送信。
すると即返信、「エンジン、ダメですね。」の一言。
さすがG君。日本で一番有名な車会社、しかもGR部門勤務。
日々、検査とテストの嵐の中にいる男。異音なんて秒で見抜く。
こっちが“探る”前に、あっちは“見切る”。話が早すぎる。
ということは…僕のチェックも、あのGRフィルターで見られてるってことか。
いや〜、現場のDIY魂も試されてる気がしてくるな。
というわけで、今回のテストは控えめに。
次の“ガン見ポイント”へ、現場の目を研ぎ澄ませて進みます!
ラジエターキャップガン見
ラジエター液、今一度クンカクンカ。
色・匂い・手触り――三位一体の“冷却液センサー”発動。
焦げ臭?オイル臭?酸っぱい腐敗臭?…嗅ぎ分けるのは、現場の嗅覚力。
けして、そういうニオイを嗅ぐマニアではございませんのでご安心くださいませ。
どちらかと言うと、免税店の香水売り場付近で「この香り、どこかで嗅いだぞ…」と立ち止まるタイプの香りコレクターです。
ただし、現場では「香り=異常の兆候」。
冷却液が甘いだけならまだしも、焦げてたらヘッド逝ってるよね?
腐ってたら…それはもう、ラジエターが“発酵装置”になってる可能性すらある・・・
〜のアンダー、ガン見しますかね。
フロントエンド類、まずは揺さぶりチェック。
ガタ、遊び、異音…“あるある”のオンパレード。
触った瞬間、「あぁ、これは語れるやつだ」と確信。
で、ふと目線をずらすと――
ん?何かあるぞ?…うん、何の巣だ?
隙間にフワフワ。
これは…現場の“未確認生物”か?それとも“自然との共存”か?
気になりすぎて、ガン見モード再突入。
今日も未知との遭遇。
えあっ!
コイル短かっ!
二巻半・・・
う〜んヘドロ化した感じの付着物オーリングにスリーブも逝ってるかな?
エンジンマウントもそろそろ時期ですね
えっ…オイルパン固定ボルト、一個無いんですけど?
まさかの“空席”発見。
オイルパンの縁に、ぽっかり空いたネジ穴。
「えっ…ここ、誰か座ってたよね?」ってくらいの違和感。
しかも、画像は撮ってないけど――
ロワーボールジョイントのアーム側、固定ボルトも…無い?
走行中に飛んだ?いや、誰か持ってった?
“ボルト泥棒”でも出たのか?それとも・・・
もちのロン滲み。大自然の絶景より、よく見る絶景。
エンジン下を覗けば、そこに広がる“滲みの楽園”。
オイル、クーラント、ATF…それぞれが独自の地形を描き、
フレームの谷間に染み込み、アンダーカバーの湖を作る。
「滲み?あぁ、もちのロンでございます。」
もはや旧車にとっては、富士山よりも見慣れた風景。
大自然の絶景より、現場の“滲み地形”の方がよっぽど頻繁に遭遇する。
しかも、滲みは語る。
「ここ、締め忘れてるよ」「このガスケット、そろそろ限界だよ」
そう、滲みはただの液体じゃない。**部品たちの“声なき声”**と例えればわかりやすいかな?
まずは静止状態でガン見。
オイルパン、ミッション、フロントシール…どれも“無言”。
「今日は静かだな」と思ったその瞬間――エンジン始動。
するとどうでしょう。
さっきまで沈黙していた箇所から、じわじわ…じわじわ…
まるで「今なら喋ってもいいですか?」と言わんばかりに、漏れが語り出す。
静止状態では“隠れてた”のに、始動した途端“自己紹介”してくるあたり、
これはもう“告白タイム”。
下回りエンジン初動確認してたら…ムンムン!
熱気が顔面に直撃。
「暑いな…」って言いながら、下回りに潜ったけど、
いや、外より暑いじゃんここ!
まるで“エンジンのサウナ”に入ってる気分。
一旦、水分補給して呼吸を整え――
次はブレーキ周りをガン見しますかね。
で、ふと目に入ったナット。
ん?…これ、危なくないですか?
かかってるようでかかってない見たいな
“突き抜け界のエース”みたいな顔してる。
走行中にタワーごといったら、
それはもう“事故未遂”。
最初、ピストンを押した瞬間――「ん?ちょっと重たいな…」
まるで“年齢肌に染み込む前の美容液”みたいな抵抗感。
でも、しばらくするとスーッと動き出す。
そう、あのドモホンリンクルのCMで見た“浸透感”そのもの。
触ってるのは金属なのに、どこか“肌感覚”。
ピストンが「今、潤ってます」って言ってるような動き。
この滑らかさ、もはや“メカニカルスキンケア”。
…これ、自動車部品にも使えるんじゃ?
フリーダイヤルでお問い合わせしちゃおうかな――
「御社の美容液、自動車部品にも効きますか?」って。
「あぁ…これは、若さを失った手触りだな」と。
表面は乾き気味、微細な摩耗が刻まれていて、
まるで“潤いを求める肌”のような質感。
「このスリーブゴム保湿足りてませんね」
もしドモホンリンクルの方見たら、間違いなく“エイジングケア対象”にされるレベル。
でも、これが現場のリアル。
ゴムだって歳をとる。
走行距離と熱と圧力の中で、スリーブも人生を刻んでる。
パッドさん
残量はしっかりありますね。
ただ…減り方にちょっと“性格”が出てる。
上側のパッド表面に溝や段差が見られます。これは偏摩耗の典型で、キャリパーの動きおかしいのかな?
下側のパッド:比較的摩耗が少なく、表面も均一。こちらが“正常な減り方”に近い状態。
辺摩耗のことを想像しながら、ふと目線はフィラーネックパイプのゴムへ。
「このゴム、潤ってるか?」と、“触感センサー”が起動。
ガン見してみると――う〜ん、潤い感がない。
表面はカサつき、弾力もどこか“年齢肌”。
まるで「最近、保湿サボってます…」って言ってるような質感。
でも、ここはガソリンの通り道。
お漏らしなんてしたら、それはもう一瞬で“危険物取扱エリア”に早変わり。
だからこそ、ゴムの劣化は見逃せない。
潤いのないゴムは、漏れの予告状。
「保湿してあげたいけど、交換が一番の美容法です」と言いたくなる。
パカッと開けた瞬間、
「こんにちは」と顔を出すのは…錆。
まるで長年そこに住んでたかのような、堂々たる登場。
そして次の瞬間――ポロッ。
何かが取れた。いや、落ちた?剥がれた?
それはもう、“給油口の中の未確認物体”。
この感じ、まるで錆の住人が引っ越しした瞬間みたいな空気感。
「長い間お世話になりました」って言ってそうなレベル。
でも、笑ってる場合じゃない。
ここはガソリンの入口。密閉性と清潔さが命。
錆がこんにちはしてる場合じゃないし、ポロッと何か取れるのはもっとデンジャー。
ドラム開けようとナット外そうとしたら、痩せすぎハブナットさんが居座り中。
定宿気取りだけど、危険物件すぎて即退去案件です。
えっ!
ホイールシリンダーの中身ガン見したら、ピストンたちが「見ないで…」って顔してた。
でも遠慮なくジロジロ。
ガン見!
ガン見!!
ガン見!!!
左右とも異物に錆汁ふなっし〜!
飛び散る系ゆるキャラ、絶賛活動中。
ドラム内は意外とサラッとしてて「お、今日は平和か?」と思ったのも束の間。
外の“滲みお知らせ窓”から左右ともじわじわ…滲みがこんにちは。
ロワーアームの削れ具合からして、シャフトさん…一度お出かけされた形跡アリ。
「ちょっと外の空気吸ってきました」って感じの痕跡が残ってる。
そして極めつけは――画像は無いけど、ブレーキパイプナットがゆるキャラ締め
ブレーキオイル汁フナッシー、現場で大暴れしてました。
飛び散る系ゆるキャラ登場です。
ドラム内、手でスリスリ。
変な段差や摩耗がないか…まるで金属肌診断。
今日のドラムはツルっとしてて、触感合格。
アクスルシャフト抜いてガン見!
左右ガン見!!
左右のシャフトは昭和のベテラン感バリバリ。
でもベアリングは令和のピカピカ新人。
滲んでたのはガスケットからかなガスケット再利用した?
でもここは令和のイケイケなヘビーデューティー仕様にしたいところ!
シャフトも、リテーナーも、リテーナープレートも…全部まとめてアップグレード推薦!
デフオイル確認したら…出ました、汁フナッシー感。
シャバシャバ感キャラ活動中です。
えっ!上下運動してますか!?
一瞬ヒヤッとしたけど、確認したらちゃんと作動中。
ひとまず深呼吸。
う〜ん…中で軸、じわじわ動いてますね。
この感じ、限界まで逝っちゃう予報
ガソリンタンクの中身?…見てません!
ツッコミ入りそうですが、その代わりクウォーターの水抜き栓穴をガン見!
すると――うん?工具やらネジ類がギュウギュウ詰め。
ここ、秘密の部品保管庫ですか?
FBI案件物はなさそうだけど、
水抜きどころか完全に“部品の避難所”になってました。
馬から降ろしてハイドロで車高あげたら――
オイル、出まくり!!!!
まるで「待ってました!」と言わんばかりに、ハイドロ汁フナッシーが大噴射。
車高は上がったけど、テンションも油圧も急降下です。